ねらい: |
グローバル競争と先の見えない状況下、企業は顧客価値創造によるイノベーションが求められています。迅速に顧客価値を開発する手法であるアジャイルの重要性が高まっています。このコースでは、アジャイルプロジェクトマネジメントの基礎を学習し、システムの開発の課題解決に役立てます。
学習目標
・アジャイルの必要性を理解し説明ができる
・アジャイルの価値観や原則を理解し説明ができる
・サーバントリーダーシップを理解し説明ができる
・顧客価値について理解し説明ができる
・顧客と協調して開発をする方法を理解し説明ができる
・チームの生産性を上げる方法を理解し説明ができる
・アジャイル計画作成方法を理解し説明ができる
・問題発見と解決の方法を学習し説明ができる
・継続的改善について理解し説明ができる
・アジャイルを企業内に導入するときの課題と導入の進め方を理解し説明ができる
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対象: |
部下を持つ管理者
プロジェクトマネジャー
開発者
ビジネスアナリスト
営業担当
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内容: |
1)アジャイルがなぜ必要か
WS:将来を見据えてIT部門の現在の課題は何ですか?
2)アジャイルの価値
アジャイルの原点、アジャイルマニフェスト(宣言)の4の価値観と12の原則、アジャイルの効果、アジャイル方法論。アジャイルの価値を理解することは、アジャイル導入に最も重要なところで、ウォーターフォール開発の課題解決にも活用できるところがたくさんある
3)サーバントリーダーシップ
モチベーション、リーダーシップとは、サーバントリーダーシップの必要性、リーダーシップとマネジメントの違い、サーバントリーダーシップの実践哲学(利他、思いやり)と10の特性とそれらの強化法、プロジェクトに有用なリーダーシップであること、サーバントリーダーシップの適用事例、アジャイルでのサーバントリーダーシップ発揮の仕方
WS:サーバントリーダーシップ自己評価
4)価値駆動デリバリー
価値駆動デリバリー、価値のアセスメント、価値の優先順位付け、漸進的デリバリー、アジャイルの契約、コンプライアンス
5)ステークホルダーエンゲージメント
ステークホルダーエンゲージメントとは何か、共通のビジョンの作り方、コミュニケーション方法、協調して仕事をする方法、対人関係のスキルとしてEQ(感情の知性)、積極的傾聴、ファシリテーション、ワークショップの進め方
6)チームパフォーマンス
アジャイルチームのそれぞれの役割、アジャイルチームの形成、パフォーマンスを上げるチーム、自己組織的チーム、チーム開発モデル、チームのスペース(コロケーション)、分散環境での進め方、チームパフォーマンスの追跡方法
7)アダプティブプランニング
アジャイル計画の考え方、ユーザーストリー、サイジングと見積り方法、リリース計画(概略計画)、反復計画(詳細計画)、デイリースタンドアップ(朝礼)、情報の見える化
WS:オンラインショッピングサイト構築のためのストーリーマップ作成
8)問題発見と解決
問題の検出方法、アジャイルの品質マネジメントの方法、リスクマネジメントの方法
9)継続的改善
継続的改善とは何か、プロセステーラリング(自分のプロジェクトにあった形でプロセスを改善する)、プロセスの継続改善、プロダクトの継続的改善、人間の継続的改善
10)アジャイル導入の不安や課題と導入の進め方
ウォーターフォールとアジャイルの文化の違いがありアジャイル導入は難しいこと、何故アジャイルを導入したか、アジャイル導入の阻害要因、ジョン・コッターの変革型導入手法によるアジャイル導入の進め方、米国政府を含むアジャイル導入成功事例、事例にみるアジャイル導入の成功要因
11)おわりに
WS:2日間の研修をこれからの仕事にどのように役立てるか?
WS:ワークショップ
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内容は
Mike Griffiths,PMI-ACP Exam Prep,RMC,2015をベースにし、
総合的な知識取得と実践が可能となります。
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期間: |
1日から2日間
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その他 |
理解度クイズとワークショップで理解を深めます。
期間と内容はお客様のご要望に応じて選択可能です。
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