ねらい: | IPD統合製品開発の特徴である『商品戦略から要素技術開発、商品開発・製造までの個々の業務プロセスを統合的に連携させたプロジェクトチームを構成し事業責任を遂行する』エ ンド・ツー・エンド(ETE)の統合製品開発業務プロセスを構築する手法を理解し計画の策定からIPD運用における各DCP(Decision
Check Point)におけるマネジメント手法をOJTにより体験しユーザー部門への指導ができるようになります。 DCP(Decision Check Point)とは: IPDの各開発プロセスにおける6つのフェーズ毎のマイルストーンであり 次フェーズへ進むかどうかを経営的な視点で意思決定を行うものです。 コースの目標: 企業の業務改革推進に求められる統合製品開発プロジェクト手法の習得、およびプロジェクト運営の進め方等のメソドロジーを活用できる応用能力を体得することです。 ◆IPD統合製品開発の手順と基礎および応用知識を修得します ◆IPD統合製品開発におけるマネジメント手法を体得します ◆マーケットインによる商品戦略の策定から製品ライフサイクルにおける生涯収支を策定できるようになります |
対象: | ◆IPD統合製品開発手法(商品開発戦略、統合型製品開発プロジェクト)を修得したい方
◆企画部門で業務改革を推進または支援する立場でIPD統合製品開発の知識習得を希望する方 ◆企業に業務改革支援などのコンサルテーションを提案、実施するコンサルタントの方 など |
内容: | 第1章 IPD統合製品開発とは IPD統合製品開発の基礎知識を習得します (1)IPD統合製品開発概要(講義) ・IPDの開発された背景 ・IPDのフレームワーク ・グローバル組織横断チーム ・意思決定プロセス (2)製品戦略チーム(SPT)プロセス ・マーケットインによる市場情報収集と分析 ・事業戦略立案 ・開発製品生涯収支の策定 ・商品企画案策定 (3)製品開発チーム(PDT)プロセス ・製品開発構想書策定 ・製品開発計画書策定 ・製品開発ロードマップの策定 ・製品開発と連携した販売計画の策定 ・グローバルな製品立ち上げとサプライチェーンの設計 (4)統合ポートフォリオ管理チーム(IPMT)プロセス ・開発投資の決定プロセス ・マネジメントチームによる意思決定プロセス ・SPT、PDTアクティビティの評価 ・投資決定経営ボード(IRB)とは ・機能別組織との連携 第2章 IPD統合製品開発手法によるOJT IPD統合製品開発手法をより実践的に理解するために各チームのプロセスの実行と各DCPにおけるロールプレイを体験することによりIPD推進担当としての体験を行います (1)SPTチームにおける商品企画案策定 ・市場の定義とターゲット顧客の定義 ・マーケットインにおける$APPEALS(競合比較)の活用 ・市場戦略ポジション分析(SPAN)の活用 ・財務分析(FAN)の活用 ・製品生涯収支の策定と評価 ・チャーター会議における商品企画発表 (2)PDTチームにおける開発計画策定ワークショップ ・製品開発構想所策定 ・製品開発計画書策定 ・製品ロードマップの策定 ・製品開発プロジェクト計画策定 ・製品開発構想発表DCP発表 ・製品開発計画DCP発表 (2)IPMTチームにおける意思決定ワークショップ ・チャーターDCPにおける商品企画評価とリソースのアサインPDTキックオフ ・製品開発構想DCPにおける事業収支評価と予算承認 ・製品開発計画DCPにおけるプロジェクト計画評価と開発実施意思決定 ・製品開発実行モニタリングと発表DCP評価 ・製品開発生涯収支評価 第3章 他社事例にケーススタディ 海外事例や国内事例をスタディし業務改革プロジェクトの提案のポイント実行のための推進チームの役割や課題解決等についてワークショップを行います (1)海外事例ケース(講義) ・IBMにおけるIPD実施経緯と効果 ・IPD実施成熟度評価 (2)国内事例ケース(講義) ・某社におけるIPD適用経緯と効果 (3)IPD業務改革提案のワークショップ ・提案書策定 ・提案書プレゼン ・提案評価と実施上の考慮点について |
期間: | 2日間ないし3日間(ご要望事項によります。) |
その他 | 講義形式&ワークショップ形式 最小実施単位 6名様から |