現在、製品開発、新規事業、情報システム構築など幅広い分野で、企業の戦略目標達成のために、多種多様なプロジェクトが立ち上げられています。プロジェクトを成功させるには、プロジェクトマネジメントをうまく実施することが必要で、このためにプロジェクトマネジメントの国際標準といわれているPMBOKをベースに個人のプロジェクトマネジメント能力と組織のプロジェクトマネジメント能力向上が重要です。PMBOKご導入支援サービスは、個人と組織のプロジェクトマネジメント能力を同時に強化するための支援を行います。研修サービスとプロジェクトマネジメントプロセス実践チェックリストにより、スムーズにPMBOKを導入できます。

PMBOKとは
ほとんどの場合に、ほとんどのプロジェクトで、良い実務慣行として一般的に認められているスキル、ツール、技法をプロジェクトマネジメント知識体系としてまとめたものです。従ってこのプロジェクトマネジメント知識体系を正しく適用すれば、多種多様なプロジェクトの成功の可能性を高めることができます。しかし良い実務慣行といっても、記述されているすべての知識体系を常にすべてのプロジェクトに均一に適用しなければならないということではありません。プロジェクトマネジメントチームは、与えられたプロジェクトにとって何が適切であるか決定する責任があります。

PMBOK導入考慮点
プロジェクトマネジメントは、プロジェクトの対象やそれを作り出す企業文化、企業のマネジメントの仕組みまたプロジェクトマネジャーの個人のスキルにより一様ではありません。
そのため、PMBOKが良い実務慣行として纏められた知識体系だからといって、PMBOKを学習しただけで強引に導入するやり方では、プロジェクトマネジメントの効果を挙げることはできません。
自分のプロジェクトマネジメントのやり方とPMBOKを比較し、どの部分を実施し、どの部分が欠けているかを分析し、欠けている部分は自分のプロジェクトには必要かどうかを検討し、それらを重要度、難易度、影響度などを考慮して優先順位を決めてステップバイステップ導入していくことが望ましいと考えられます。

プロジェクトマネジメントプロセス実践チェックリスト
プロジェクトマネジメントプロセス(立上げ、計画、実行、監視コントロール、終結などのプロセス)ごとに弊社で用意した118個のプロジェクトマネジメントプロセス実践チェック項目に答えることにより現状のプロジェクトマネジメントの能力を理解することができます。
チェックリストの一部
立上げプロセス
@ステークホルダーの役割と要求事項を明確にしている
Aプロジェクトの目標を明確にし、文書化している
Bプロジェクトマネジャーの役割を明確にしている
Cプロジェクト憲章の最終承認を得ている
計画プロセス
@スコープ記述書を文書化している
AWBSを作成している
Bリスクを識別し対応策を作成している
Cプロジェクトマネジメント計画書はステークホルダーの承認を得ている
実行プロセス
@プロジェクトマネジメント計画書を使って実行している
Aチーム形成活動を実行している
B品質保証手順を実行している
Cプロジェクト情報をステークホルダーに配布している
監視コントロールプロセス
@プロジェクトマネジメント計画書の評価尺度によりプロジェクトパフォーマンスを測定しているA課題管理表を使っている
Bリスク管理表を使っている
C変更管理を実施している
終結プロセス
@顧客からプロジェクトの要素成果物の公式承認を得ている
Aプロジェクト記録をデータベース化している
B教訓を集めている
Cプロジェクトの成功や有効性を分析し文書化している

PMBOK導入ステップ
すでに実践中のプロジェクトマネジメント方法をPMBOKの視点で実践チェックリストを使って見直し、実践されていないものの中で適用したほうが良いと思われる項目の優先度を決めて、ステップバイステップで導入していくことが望ましい。
1)PMBOK基本知識の習得
2)プロジェクトマネジメントの実践チェックリストによる現状調査
3)実践していない項目の適用可能性の検討
4)PMBOKの方法、仕組みの構築
5)プロジェクトマネジメントの仕組み定着

プロジェクトマネジメントやPMBOK導入に関してお悩みの方はお問い合わせください。

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