EQ(心の知能指数)は、1990年心理学者のピーター・サロベイ、ジョン・メイヤーによって初めて紹介され、1995年ダニエル・ゴールマンが「Emotional Intelligence」というタイトルで出版し、世界的にベストセラーになりました。
ダニエル・ゴールマンは、以下に示すように、EQを、自分の本当の気持ちを自覚して、心から納得できる判断を下す能力(自己認識)、衝動を自制し、不安や怒りのようなストレスのもとになる感情を制御したり、目標の追及に挫折したときでも楽観を捨てず、自分自身を励ます能力(自己管理)、他人の気持ちや環境を共感的に感じ取る能力(社会的認識)、集団の中で調和を保ち、協力し合う人間関係の能力(人間関係管理)の4つに分類しています。
EQはプロジェクト・リーダーシップに必要な下記のような能力の基盤となる能力です。
EQ能力
● 自己認識
・自己の感情認識
・正確な自己評価
・自信
● 自己管理
・自制心
・信頼性
・良心
・順応性
・達成志向
・イニシャティブ
● 社会的認識
・共感
・組織的認識
・サービス志向
● 社会的技術
・ビジョンのあるリーダーシップ
・影響力
・他者の育成
・コミュニケーション
・変革のカタリスト
・対立のマネジメント
・絆の構築
・チームワークと共同作業
プロジェクト・リーダーシップに必要な能力
□正直、信用
□ビジョン、目標のセット
□明確な目標
□自己認識能力
□コミュニケーション能力
□よく聞く
□共感
□高い目標達成に他人を鼓舞、動機付ける
□プラス思考(Can-do)
□動機付け
□コントロールでなく信頼で動かす
□エンパワーメント
□正しい評価、表彰
□他人の理解
□他人の育成
□率先垂範
□リスクをとる
□人の可能性を信じる
□情報のオープン
□自ら例示
□変革
□問題解決力、問題分析力
□責任感
EQ能力強化のために
SQ(社会的知性−Social Intelligence)について